Dynamics CRM : 2012 年 12 月 サービスアップデート 新フォームの紹介 その 6 - フォームのカスタマイズ上級編
みなさん、こんにちは。
今回は新フォームのカスタマイズ上級編をお届けします。
基本のカスタマイズはこちらをご覧ください。
マルチフォームサポート
新しいフォームもマルチフォームをサポートします。フォームごとに
セキュリティロールを設定することも通常のフォーム通り行えます。
以下の手順で 2 つ目以降のフォームを作成してください。
1. 既存のフォームのフォームエディターを開きます。
2. 名前を付けて保存をクリックして、新しいフォームを作成します。
※システムのカスタマイズからエンティティ | フォームを選択して
新規をクリックしても新しいフォームが作成できますが、順序で
最上位のものがコピーされますので、上記手順が確実です。
フォームの切り替えはクラシックモードを利用します。
1. フォームを開きます。
2. その他のメニューよりクラシックモードへ切り替えます。
3. 追加したフォームをフォームセレクターで選択します。
4. 一旦フォームを閉じてから、開きなおします。
ソーシャルペインの追加と削除
サポート案件のソーシャルペインはロックされているため
削除できませんが、他のエンティティからは削除が可能です。
1. フォームエディターよりソーシャルペインセクションを選択します。
※アイテム単位では削除できません。
2. 削除ボタンをクリックします。
3. 保存して公開します。すると以下のようにソーシャルペインが
削除されます。
4. ソーシャルペインを戻したい場合は、メモを挿入します。
5. 挿入したメモのプロパティよりラベルを非表示にします。
6. 形式より 1 列を選択して、十分な行数を設定します。
7. 残りのセルに必要なフィールドがあれば追加します。
8. 保存して公開します。
Web リソースの活用
新しいフォームでは Web リソースの活用も可能です。詳細は
別の機会にまた紹介したいと思います。
まとめ
現在 Microsoft Dynamics CRM Online および Microsoft Dynamics
CRM 2011 で利用できるフォームは通常のもの、読み取り専用、
新フォームと 3 種類ありますが、それぞれの特徴があるため
使い分けが重要なポイントとなります。
次回以降で Web リソースの活用方法や、各フォームの違いなど
紹介したいと思います。
‐ Dynamics CRM サポート 中村 憲一郎