ネットワーク ソースのプロキシ サポート
プロキシ サーバーは、イントラネットとインターネットの間の中間サーバーであり、クライアント アプリケーションからの要求をメディア サーバーにルーティングし、メディア サーバーからファイルを取得します。
Media Foundation は、クライアント アプリケーションがソース URL にアクセスしようとしたときに、プロキシ ロケーター オブジェクトを暗黙的に作成します。 プロキシ ロケーター オブジェクトは、IMFNetProxyLocator インターフェイスを公開します。 ソース解決中に、Media Foundation はソース リゾルバー メソッドに渡されたプロパティ ストアを確認します。
プロパティ ストアに、アプリケーションによって実装されたプロキシ ロケーター ファクトリ オブジェクトに設定された MFNETSOURCE_PROXYLOCATORFACTORY プロパティが含まれている場合は、IMFNetProxyLocatorFactory::CreateProxyLocator メソッドを呼び出して、カスタム構成設定でプロキシ ロケーターを作成します。
プロパティ ストアが設定されていない場合、Media Foundation は既定の構成でプロキシ ロケーターを作成します。 これらの設定は次のとおりです。
ユーザー ポリシーが設定されている場合、プロキシ ロケーターはレジストリで指定された設定を使用します。
HTTP の場合、プロキシ ロケーターはブラウザー プロキシ設定を使用します。
RTSP の場合、プロキシ ロケーターは、メディア サーバーに接続するときにプロキシ サーバーをバイパスするように構成されます。
この既定の構成は、アプリケーションによって変更できます。 次のトピックには、プロキシ ロケーターの構成設定に関する情報が含まれています。
プロキシ ロケーター を構成する方法
Media Foundation は、ソース リゾルバーに指定されたソース URL のプロキシ ロケーターを初期化します。 プロキシ ロケーターは、構成設定に基づいて使用するプロキシ サーバーを検出します。 プロキシ ロケーターは、プロキシ サーバーのセットを試行すると、成功または失敗の結果をレジストリに記録します。 この値は、次のプロキシ検出プロセス中にチェックされます。 特定のプロキシ サーバーで過去にエラーが発生したことがわかっている場合は、プロキシ ロケーターによってスキップされます。
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