モデムの構成
モデム設定機能を使用すると、接続する前にモデムを設定できます。 アプリケーションでは、モデム のオプションを設定し、モデム デバイスに固有のコマンドを使用せずにモデムの機能を決定できます。 呼び出しを行う前にアプリケーションが設定する一般的な機能を次に示します。
- 操作のプライマリ モード (同期、非同期、およびエラー制御が有効になっているかどうか)。
- 特定のパラメーターを含む V.42 エラー制御 (CCITT 推奨 V.42 で定義)。 CCITT は、国際電信電話相談委員会の略です。
- V.42bis (CCITT 推奨 V.42bis によって定義) および MNP5 データ圧縮。
- 通話のセットアップ、非アクティブ、バッファー内のデータ配信などのタイムアウト オプション。
モデムの構成を設定する前に、アプリケーションは、GetCommProperties 関数を使用してモデム デバイスの機能を決定する必要があります。 この関数は、COMMPROP 構造体を入力します。 この構造体には、すべての通信デバイスに適用される一般的な部分と、各プロバイダー サブタイプに固有の部分の両方が含まれています。 モデム デバイスの場合、COMMPROP 構造体のプロバイダー固有の部分は、MODEMDEVCAPS 構造体です。
アプリケーションは、GetCommConfig と SetCommConfig関数使用してモデムの現在の構成を取得および設定できます。どちらも、COMMCONFIG 構造体を使用します。 この構造体には、すべての通信デバイスに適用される一般的な部分と、各プロバイダー サブタイプに固有の部分の両方が含まれています。 モデム・デバイスの場合、COMMCONFIG 構造体のプロバイダー固有の部分は、MODEMSETTINGS 構造体です。
モデムを構成した後、アプリケーションはテレフォニー アプリケーション プログラミング インターフェイス (TAPI) を使用して実際に接続を確立できます。
モデムコンフィギュレーション機能は、モデムの長期的な管理およびメンテナンスを提供しません。 モデム サービス プロバイダーは、この目的のためにモデム構成ダイアログ ボックスを提供する必要があります。