2025 年リリース サイクル 1 の AI Builder に向けた計画と準備

概要

最新の AI Builder リリースでは、ドキュメント処理とプロンプト エンジニアリングの高度な機能が Copilot Studio に統合され、コンテンツと意思決定のインテリジェンスが強化されています。 ドキュメント処理エージェントは、ドキュメント処理に特化したすぐに使用できるデータ エージェントを提供することで、コンテンツのインテリジェンスを合理化します。これにより、規模の大きいドキュメント処理のワークフローを監視、検証、制御することができます。 プロンプト ビルダーの高度な機能により、AI アクションを拡張およびカスタマイズするための新しいツールが提供されます。 新機能には、作成者プロンプトを使用して処理できる入力とデータ ソースのセットを多様化する機能が含まれます。 さらに、テキストや JSON の書式設定だけでなく、ドキュメントを含む多様なコンテンツ タイプを生成できます。

投資分野

AI 機能を備えたインテリジェントなソリューションを構築する
この範囲には、AI を使用したよりインテリジェントなソリューションを構築するために作成者が新しく利用できるようになったすべての AI モデル機能が含まれます。 それには、幅広い AI 機能を拡充することと、AI Builder が利用できる統合サーフェスを Microsoft 全体で拡大することが含まれます。

AI で Copilot の機能を拡張する
Copilot を使用すると、ビジネス ユーザーの生産性が向上し、職場の満足度が高まります。 しかし、職場に真の変革をもたらすには、Copilot が各企業に固有の状況で動作する必要があります。

自然言語を使ってトピックを作成し、トピックで実行したいことを説明できます。 Copilot には会話型の応答が備わっており、これをさらなる開発の出発点として使用できます。 たとえば、Dataverse のデータ レコードを GPT プロンプトに追加すれば、ユーザーは分析情報を取得できます。 さらに、Copilot ツールから直接ドキュメントを操作できるので、重要な習得事項をドキュメントからすばやく抽出できます。 また、新しいドキュメント テンプレートを生成して生産性を高めることもできます。

インテリジェントなドキュメントとメールの処理
ドキュメントには、請求書のように構造化されたものと、履歴書のように構造化されていないものがあります。 ドキュメントからのデータ抽出を自動化すれば、面倒な手動のプロセスを加速させ、エラーのリスクを軽減できます。 AI Builder では、取得するフィールドを定義できる管理されたプロセスで、AI モデルによって自動的に内容を抽出できます。また、フィードバックや人間による品質保証のレビューでシステムを改善できます。

AI 機能がより高度になれば、特定のドキュメントを理解できるように AI モデルをカスタマイズするプロセスもより簡単になります。 AI Builder では、Azure AI の最新のドキュメント処理モデルを利用可能にすることで、インテリジェントなドキュメント処理パイプラインの設定プロセスを簡素化することに重点を置いています。 また、生成 AI 機能を使ってモデル トレーニングの必要性を減らすことにも重点を置いています。

プロンプト ビルダー
AI Builder の新しいインターフェイスであるプロンプト ビルダーを使用すると、大規模言語モデルに対する生成 AI プロンプトを構築、テスト、展開できます。 プロンプトは、タスクを実行するために生成 AI モデルに送信される指示です。 プロンプトを使用して、コンテンツ生成、コンテンツ分類、分析情報生成、情報抽出など、さまざまなシナリオを実行できます。

プロンプトを作成したら、それを複数の Power Platform 製品で使用して、コパイロット、アプリ、フロー、Microsoft Dataverse テーブルなど、ユーザーが構築しているすべてのビジネス ソリューションで生成 AI 機能を呼び出すことができます。 プロンプトは特定のソリューションを認識するように設計されており、Power Fx 式でトリガーできます。 これにより、さまざまなローコード コンポーネント間でそれを再利用および展開できます。

このリリース サイクル中に提供される機能セット全体の詳細については、以下の AI Builder のリリース計画をご確認ください。

アプリケーション管理者向け

自動的に有効になる、ユーザー エクスペリエンスに影響を与えるユーザー機能
ユーザーに影響を与える機能は、アプリケーション管理者が確認する必要があります。 これにより、リリース変更管理が容易になり、市場にリリースされた新機能のオンボーディングを成功させることができます。 完全なリストについては、リリース計画で「ユーザー向けで、自動的に有効化される」とタグ付けされたすべての機能を探してください。

アプリケーション管理者が有効にする必要のある機能
このリリース サイクルには、ユーザーが使用するには、管理者、作成者、またはビジネス アナリストが有効にする、または構成する必要のある機能が含まれています。 完全なリストについては、リリース計画で「ユーザー向けで、管理者、作成者、またはアナリストによる有効化/構成が必要」とタグ付けされたすべての機能を探してください。

AI Builder を最大限に活用する