PMT
一定の支払いと一定の利率に基づいてローンの支払いを計算します。
構文
PMT(<rate>, <nper>, <pv>[, <fv>[, <type>]])
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
rate |
ローンの利率。 |
nper |
ローンの支払いの合計数。 |
pv |
現在価値、または将来の一連の支払いが現在価値がある合計金額。プリンシパルとも呼ばれます。 |
fv |
(省略可能)将来価値、または最後の支払いが行われた後に達成したい現金残高。 fv を省略すると、BLANKと見なされます。 |
type |
(省略可能)支払い期限を示す数値 0 または 1。 型を省略すると、0 と見なされます。 この表の下に、使用できる値を示します。 |
type
パラメーターは、次の値を受け入れます。
type と等しい 設定 |
支払い期限が |
---|---|
0 または省略 | 期間の終了時 |
1 | 期首 |
注:PMTの引数の詳細については、PV 関数を参照してください。
戻り値
1 回のローン支払いの金額。
備考
PMT が返す支払いには、元金と利息が含まれますが、税金、準備金の支払い、またはローンに関連する手数料は含まれていません。
レートと nper の指定に使用する単位について一貫性があることを確認します。 年利 12% の 4 年ローンで毎月の支払いを行う場合は、利率に 0.12/12、nper に 4*12 を使用します。 同じローンで年払いを行う場合は、レートに 0.12、nper に 4 を使用します。
type
は、最も近い整数に丸められます。次の場合、エラーが返されます。
nper < 1
ヒント: ローンの期間中に支払われた合計金額を見つけるには、返された PMT 値に nper を乗算します。
- この関数は、計算列または行レベル セキュリティ (RLS) 規則で使用する場合、DirectQuery モードでは使用できません。
例
例 1
データ | 説明 |
---|---|
8% | 年間利率 |
10 | 支払い月数 |
\$10,000 | ローンの金額 |
次の DAX クエリ:
EVALUATE
{
PMT(0.08/12, 10, 10000, 0, 1)
}
上記の条件で指定したローンに対して、月初に支払われた月単位の支払額を返します。
[値] |
---|
-1030.16432717797 |
注: 1030.16432717797 は期間ごとの支払いです。 その結果、ローン期間中に支払われた合計金額は約 1030.16 * 10 = \$10,301.60 になります。 つまり、約 \$301.60 の利息が支払われます。
例 2
データ | 説明 |
---|---|
6% | 年間利率 |
18 | 支払年数 |
\$50,000 | ローンの金額 |
次の DAX クエリ:
EVALUATE
{
PMT(0.06/12, 18*12, 0, 50000)
}
[値] |
---|
-129.081160867991 |
上記の条件を使用して、18 年の終わりに \$50,000 を持つ毎月の節約額を返します。