BITLSHIFT
指定したビット数だけ左にシフトした数値を返します。
構文
BITLSHIFT(<Number>, <Shift_Amount>)
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
Number |
整数式を返す任意の DAX 式。 |
Shift_Amount |
整数式を返す任意の DAX 式。 |
戻り値
整数値。
備考
- ビットシフト関数を使用する前に、ビットシフト演算の性質と整数のオーバーフロー/アンダーフロー DAX 理解してください。
- Shift_Amountが負の値の場合、逆方向にシフトします。
- Shift_Amountの絶対値が 64 より大きい場合、エラーはありませんが、オーバーフロー/アンダーフローが発生します。
- Number に制限はありませんが、結果がオーバーフロー/アンダーフローになる可能性があります。
例
例 1
次の DAX クエリ:
EVALUATE
{ BITLSHIFT(2, 3) }
16 を返します。
例 2
次の DAX クエリ:
EVALUATE
{ BITLSHIFT(128, -1) }
64 を返します。
例 3
次の DAX クエリ:
Define
Measure Sales[LeftShift] = BITLSHIFT(SELECTEDVALUE(Sales[Amount]), 3)
EVALUATE
SUMMARIZECOLUMNS(
Sales[Amount],
"LEFTSHIFT",
[LeftShift]
)
シフトは、各売上金額を 3 ビットで残し、ビットシフトされた売上金額を返します。