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CTreeCtrl とCTreeView の比較

MFC には、ツリー コントロールをカプセル化する 2 つのクラス (CTreeCtrlCTreeView) が用意されています。 それぞれのクラスは、異なる状況で役立ちます。

CTreeCtrl は、(たとえば、ダイアログ ボックス内で) 単純な子ウィンドウ コントロールが必要な場合に使用します。 特に、通常のダイアログ ボックスのようにウィンドウに他の子コントロールがある場合は、CTreeCtrl を使用することをお勧めします。

CTreeView は、ツリー コントロールをツリー コントロールとしてだけでなく、ドキュメントおよびビュー アーキテクチャのビュー ウィンドウと同じように動作させる場合に使用します。 CTreeView は、フレーム ウィンドウまたはスプリッター ウィンドウのクライアント領域全体を占有します。 親ウィンドウのサイズが変更されると、自動的にサイズが変更されます。また、メニュー、アクセラレータ キー、およびツール バーからのコマンド メッセージを処理することもできます。 ツリー コントロールにはツリーを表示するために必要なデータが含まれます。そのため、対応するドキュメント オブジェクトは複雑である必要はなく、ドキュメント テンプレートでドキュメントの種類として CDocument を使用することさえできます。

関連項目

CTreeCtrl の使い方
コントロール