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Azure CLI を更新する方法

パッケージ マネージャーを使用して、Windows、macOS、Linux 環境での Azure CLI のローカル インストールを更新できます (各プラットフォーム固有のインストール手順の「Update」セクションを参照してください)。 CLI には、手動または自動でアップグレードするためのツール内コマンドも用意されています。

手動更新

バージョン 2.11.0 以降、Azure CLI には、最新バージョンに更新するためのツール内コマンドが用意されています。

az upgrade

このコマンドでは、インストールされているすべての拡張機能も既定で更新されます。 az upgrade オプションの詳細については、コマンドリファレンスページを参照してください。 2.11.0より前のバージョンの Azure CLI の場合は、「Azure CLIのインストール」の説明に従って再インストールして更新します。

az upgrade は、インストールがサポートされている限り、Windows、macOS、一部の Linux ディストリビューションでサポートされます。 最新バージョンへのアップグレードのみがサポートされます。 Azure Cloud Shell を使用して Azure CLI を実行している場合は、最新の Azure CLI インストールを既に使用している可能性が最も高くなります。 マイナー バグ修正バージョンのアドホック リリースのようなケースがない場合は、Azure Cloud Shell でサポートされていない az upgrade、Azure Cloud Shell の次のビルドを待つ必要があります。

azure-cli が既に最新バージョンである場合、az upgrade を実行すると、インストールされているすべての 拡張機能が確認され、更新されます

自動更新

既定では、Azure CLI の自動アップグレードは無効になっています。 最新バージョンについていきたい場合は、構成を使用して自動アップグレードを有効にすることができます。

az config set auto-upgrade.enable=yes

Azure CLI では、新しいバージョンが定期的にチェックされ、更新プログラムが利用可能になったら、コマンドの実行が完了した後にアップグレードするように求められます。

何らかの変数または自動フローに割り当てられている場合、アップグレード中のプロンプト メッセージと出力メッセージによってコマンドの結果が中断される可能性があります。 中断を回避するには、次の構成を使用して、更新が確認なしで自動的に実行されるようにし、アップグレード中に警告とエラーのみを表示できます。

az config set auto-upgrade.prompt=no

既定では、インストールされているすべての拡張機能も更新されます。 構成を使用して拡張機能の更新を無効にすることができます。

az config set auto-upgrade.all=no

手記

コマンドの次のセットに進む前に、az upgrade が完了するのを待ってください。それ以外の場合は、新しいバージョンの CLI (+拡張機能) に重大な変更が加わる可能性があります。

コマンド スクリプトを安定して実行するなどの場合に自動更新機能を使用しなくなった場合は、構成を使用して無効にすることができます。

az config set auto-upgrade.enable=no